2009年7月4日土曜日

7.客のニーズにマッチしているかどうか

< 開業なぜなに問答  1-7 >

 ヤマ「京子さんは喫茶店に行かれるとき、どうして店を選んでいますか?」

 京子「どうして?」

 ヤマ「そう、どうして」

 京子「ほっとする店、友達と行くときは気兼ねなくお話が出来る店かな」

 ヤマ「そうですね。おいしいコーヒーを求めてと言うことは勿論ですが、お客様が喫茶店に何を求めて来店されるのかと言えば実は、京子さんが言われたように『ほっとする』ひと時を過ごせる空間、時間を求めてご来店いただく。
単においしいコーヒーと言うのは最低限のニーズであって、本当は『ほっとするひと時』であったり、お友達と『気兼ねなく会話が楽しめる空間・時間』がお客様の心底にあるニーズなのです。
ですから、いくらコーヒーがおいしいかってもそれだけではお客様はご来店にならない。たとえ一度は偶然ご来店いただいても次も続けてご来店いただくということにはならない」

 京子「そう言われてみればそうですね。本当・・・」

 ヤマ「お客様自身もお気づきでないかも知れない、『真のニーズ』に応えている店、それが実は『繁盛店』なのです。」

 京子「な~る程。なっとく!!」