< 開業なぜなに問答 1-4 >
ヤマ「それだけに立ち上がったからには繁盛店にしなければ」
京子「そうですよねぇ」
ヤマ「ところがこれも実はいくつかポイントがある」
京子「はい」
ヤマ「その1は、結局『どんなお店を作ろうとしているのか』をハッキリさせることです。そこが実はハッキリしていない場合が多い」
京子「そこのところをもう少し具体的に・・・」
ヤマ「例えば喫茶店。既に経営されている方は今更ウチの店はこんな店ですと言われなくても、一見して分かる。マスターの人格で人が集まってくる店。飛び切りのコーヒーが売りで通の人が集まる店。若者が集まる店・・・」
京子「ははぁん。だんだん分かってきました。それによってつくりから何から何まで違いますよね」
ヤマ「そう。だから閉店になった店舗で創業する場合などは、つまり、以前の店の形態では『繁盛しなかった』わけだから、そこを充分考えて店のつくりから何から何まで考えなければ同じ廃業の憂き目を見る」