2009年7月4日土曜日

1.創業に当たって一番大切なものは?

< 開業なぜなに問答  1-1 >

 京子「今日はよろしくお願いしま~す!」

 ヤマ「やぁ、元気ですねぇ!こちらこそ宜しく!」

 京子「今までたくさんの創業希望者の相談に乗ってこられたと聞いていますが、飲食店もおおい?」

 ヤマ「そうですね。少なくないですよ」

 京子「では、まずはじめに、創業に当たって何が一番大切かというところからお話していただけませんか」

 ヤマ「そうですね。店を持ちたい、創業したいと言う強い思いは絶対必要。でも、強い思いだけでは失敗する。『店を持つ』ことはみんなの夢。夢が無ければ創業は成り立たない。『店を持ちたい!』と言う強い思いが無ければ、創業まで行き着かない。けれども・・・『夢』はあくまで夢であることを自覚して、一歩一歩慎重に準備を進めていかなければ失敗すると言う事ですね」

 京子「それは具体的にはどう言うことですか?」

 ヤマ「例えばAさんの場合。開業の相談に何回かこられたのですが、結局創業せず。喫茶店をやりたいと言う漠然とした思いはあるのですが、必ず開業すると言う強い思いにいたらない。ああでもない、こうでもないと思っているうちに時間だけが過ぎていく。結局3ヶ月ほどして断念されました」

 京子「そうですね。私の友達にもそういう人がいました。漠然とした憧れだけでは創業は出来ないのですよね」

 ヤマ「また反対にBさんの場合。相談にこられたときは既に店舗の賃貸契約を打ってしまった後。でも、コンセプトと立地がどうみても釣り合わない。開業を思いとどまるよう説得しましたが、走り始めていて無理。結局半年も立たない内に店じまい」

 京子「きゃはぁー 残酷!」